墓場で復活した元エース

今季、タンパベイ・デビルレイズからコロラド・ロッキーズに移籍したジョー・ケネディ投手。一時はタンパのエース投手になりましたが、2003年シーズンは3勝12敗という成績。そしてオフにデビルレイズロッキーズブルージェイズの三角トレードに巻き込まれロッキーズへ。
ロッキーズといえば、投手の墓場として有名。本拠地クアーズ・フィールドは海抜1600mという高地に存在しています。そのために、空気が薄く、ボールに対する空気抵抗が少ないのでボールがよく飛ぶといわれています。実際、ロッキーズの投手の防御率は4点台〜6点台が当たり前です。その中でケネディ投手は現在脅威の3.46。規定投球回数には達しないものの、デンバーという場所を考えると素晴らしいと言える数字です。
野茂投手が以前クアーズ・フィールドノーヒット・ノーランを達成した時には、高地が故に「もう二度とここでノーヒッターは達成されないだろう」と言われてました。そして、野茂以降にここでノーヒッターを達成した人はいません。